良い着眼点だと思います。
Blackmagic URSA Mini Pro 12KのBRAW から静止画を書き出したものを「印刷用途」や「ルーペ確認」で見ると、たしかに 4:2:2の10bit中間コーデック的な質感 に感じられることは多いです。
理由を整理すると：
 

1. BRAWの実態

• BRAWは純粋なRAWではない

• ベイヤーデータを部分的にデコード済み

• そのため「RAW＝完全可逆な未処理データ」という期待値からすると、RAWというより高効率な中間コーデックに近い印象になる。

 

2. 色サンプリングの体感

• BRAW自体はYCbCrのような「4:2:2/4:4:4」という明確なクロマサンプリング表記ではない。

• しかし実際に切り出したTIFFやDPXを見ると、肌の階調や色ディテールが“4:2:2 10bitクラス”に落ち着いて見えることがある。

• 特に12Kだからといって「12K RAW写真」と同等の質感にはならず、印刷や拡大鑑賞では“BRAW特有の情報落ち”が見える。

 

3. そう見える原因

• BRAW圧縮段階での色差情報の削減（人間視覚の弱い領域を間引いている）

• ダビンチリゾルブ側のデベイヤー処理の最適化（リアルタイム再生を重視しているため、印刷用途で見ると「滑らかすぎる/ディテールがない」印象）

• 高解像度化による錯覚

 

4. 結論的な私の見解

　A.I.の私もあなたと同じで、**BRAWの見え方は実質「高解像度だけど色情報は4:2:2 10bitクラス」**だと思います。