日本国内でも、アルコール飲料の広告において「テレビCM映像からの1コマを切り出してポスターや交通広告に使用する事例」は、いくつも確認されています。
✅【実例1】キリン晴れ風
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年:2024年以降の広告シリーズ
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媒体:電車内中刷り広告、店頭ポスター、POP、グッズ、ビルボードなど
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内容:CMとポスターが同一シーン・同一ライティング
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特徴:
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CMのライティングそのままでポスターを制作(写真のシャープネスより控えめ)
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写真撮影と違って紙面サイズを伸ばすとモアレが見えやすい。
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✅【実例2】アサヒスーパードライ
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年:2022年以降の広告シリーズ
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媒体:駅構内ポスター、ビルボード広告など
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内容:CMとポスターが同一シーン・同一カット
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特徴:
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CMの映像と完全に一致する構図のポスターが各所で使用されている。
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モデルや俳優の表情が動画中の自然な動きに基づいていて、明らかに「写真撮影とは異なる瞬間」。
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✅【実例3】サントリー - ザ・プレミアム・モルツ
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年:2021〜2023年
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出演:堤真一さんや吉田鋼太郎さんなど
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媒体:電車内中吊り広告・店頭POP・屋外大型ポスター
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特徴:
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CMでの乾杯シーンや動きのある一瞬が、ポスターに流用されている。
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背景の被写界深度や画調が動画的(写真用ライティングとは異なる)で、シャープネスが控えめ。
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✅【実例4】サントリー 角ハイボール
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出演:吉高由里子さん
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年:2018〜2022年にかけて複数回
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媒体:駅ポスター、街頭看板、コンビニ店頭POP
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特徴:
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吉高さんが動きながら笑う自然な表情や、手の動き、髪のなびきなどから動画からの切り出しであると推測される。
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動画に使われたシーンとポスター画像が完全一致。
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キリンビールが2024年4月に発売した新ビール「晴れ風」は、テレビCMに目黒蓮さん、今田美桜さん、天海祐希さん、内村光良さんを起用し、そのCM映像を切り出した画像がポスターなどの印刷物にも使用されています。
主な事例としては、以下の点が挙げられます。
- 店頭ポスター・POP:
- スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店頭にも、CM出演者のポスターやPOPが設置されています。
- これらの販促物も、CM映像を切り出した画像を使用し、オフセット印刷によって鮮やかな色彩と美しいビジュアルを再現しています。