まずは、ダブル撮影.vs..雑誌・出版業界の切り出し技法の比較と現状!
【動画から切り出し➡実際にオフセット印刷➡紙をスキャン➡B倍に拡大してトリミングした画像】
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100万円クラスのデジタルシネマキャメラ
👆肌色を印刷で忠実に再現できるのはどっち?
POINT👉. 約10年前から雑誌・出版業界では、動画からの切り出しをキヤノンやニコンなどのカメラやソフトで試した➡しかし、印刷サイズや色味や解像感で業界水準の結果を出せなかった➡2020年には、遂に.100万円クラスのデジタルシネマキャメラのBlackmagic USAR Mini Pro 12Kを使ったが単発で終わった模様。
※A.I.の回答を是非ご覧ください👆
Question.雑誌で使われた技法は何処でつまづくのか?
❶ 強制的にカメラ内で圧縮されて画質がダウンしてしまう⤵
【.1.回目のダウン⤵ ➡ 撮影後に直ぐに強制的にカメラ内で圧縮される】
(最初からキャメラ選びで躓くケース)
7年前からBlackmagic社製のカメラのRAW動画は、カメラ内で「フレーム内非可逆圧縮」をしている
と小さく公表されている ➡ 非可逆圧縮なのでPC内で圧縮データが復元されず、解像感が落ちてしまう
(例えるなら、100%のモルトウイスキーを最初に水で割ると二度と元には戻せないのと同じこと)
※A.I.の回答を是非ご覧ください👆
Blackmagic社の日本代理店の公式動画より抜粋
Blackmagic社のRAW動画は、Blackmagic RAW=BRAW と呼ばれる
👆クリックで拡大!
図解にすると!
Blackmagic RAW動画の圧縮状態は.中の下レベル
※A.I.の回答を是非ご覧ください👆
POINT👉 BlackmagicのRAW動画は撮影時にカメラ内で非可逆圧縮(視覚的ロスレス圧縮)され➡編集時にPCとソフトで復元できない➡圧縮した分は失ったまま➡後の処理の過程でも最後まで完全に挽回できない
(ダブル撮影は非圧縮で撮影するので最高品質です)
❷ 編集ソフトから切り出すと画質がダウンしてしまう⤵
【.2.回目のダウン⤵ ➡ PCの編集ソフトで切り出す際に画素密度と色深度がダウン】
(.間違ったキャメラを選択すると編集ソフトでも躓いてしまう)
※色深度(bit深度)=.色の階調のこと ・12bit(2の12乗)CMや映画の一部のキャメラ ・10bit 放送局仕様のキャメラ ・8bit 民生用キャメラ
※色の符号化における画素密度の比(クロマ・サブサンプリング)=.色を間引くこと ・4:4:4(間引かない)CMや映画の一部のキャメラ
・4:2:2 放送局仕様のキャメラ ・4:2:0 民生用キャメラ
※YCbCr(Yは輝度・Cbは青系・Crは赤系)= RGBから変換して映像の編集作業に入る ※印刷におけるCMYKのような位置付け
..更にPCの動画編集ソフトの静止画ボタンから写真を1コマ切り出すしか方法が無いので、カメラデータを
.. ➡ 動画編集ソフトへ➡1コマ切り出すと➡肉眼では.4:2:2 / 10bitの画質に大幅にダウンしたように見える
※A.I.の回答を是非ご覧ください👆
【RGBからYCbCrに色変換】 【RGB 4:4:4 と YCbCr 4:2:2 を視覚化】
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RGB➡YCbCrに色空間を変換できる Yは輝度 Cbは青系 Crは赤系 . ........... .RGBは1画素に3つの色、 YCbCrは交互に1つの色が入るので色情報は半分に減り.解像感も落ちる
図解にすると!
Blackmagic RAW動画の画素密度は.中レベル
POINT👉.Blackmagicのような100万円クラス以下のキャメラのRAW動画は1度目にカメラ内で非可逆圧縮され➡2度目はPCの動画編集ソフトから写真を切り出すと肉眼では画質がダウンしたように見える
(ダブル撮影は非圧縮で撮影➡後処理でも圧縮しません)
❸ センサーの1画素が小さいと肌の血色感や階調が出ない⤵
Blackmagic12Kのセンサーの1画素(ピクセル)の大きさは2μm(マイクロメーター)で、スマートフォンのセンサーの1画素と全く同じサイズなので光を取り込む量はかなり劣る⤵
(.ダブル撮影やCM・映画用のデジタルムービーキャメラは5.5~6.5μmなので光を多く取り込めて発色が良い)
(キャメラのイメージセンサーのせいで躓く)
CMや映画のキャメラの6.5μmピクセルセンサーと2μmピクセルセンサーの比較図
※A.I.の回答を是非ご覧ください👆
POINT👉 大抵のプロカメラマンは.1.画素の大きさは全て同じだと思い込んでいるが、実情はかなり違う.! 1.画素が小さいと光を取り込む量が減るので➡ノイズが多く・解像感が低くなり➡ダイナミックレンジが狭くなって➡階調が大雑把になる
(ダブル撮影のキャメラのセンサーの.1.画素はサイズが大きいので動画も写真画像も綺麗)
❹ 独自のセンサーで肌の血色感や階調が出ない⤵
Blackmagic12Kのセンサーは通常のRGGBではなく、独自のRGBWフィルターを内蔵している➡珍しい.W(白)画素は高感度に有利だが色再現や階調では不利なので画像が少しボンヤリ見える➡動画は常に画面が動いているので気にならないが、静止画を切り出して印刷すると人の目は違和感を感じる
(.動画ならOKだが写真として1コマを印刷すると独自のイメージセンサーのせいで躓く)
※A.I.の回答を是非ご覧ください👆
POINT👉 プロでも知らない事ですが、カメラメーカー各社のRAW動画はそれぞれデータを軽くするために圧縮したり、色を間引いたり、独自のセンサーパターンを開発したりで➡写真のRAWとは今や別物になった
(ダブル撮影は通常のRGGBのベイヤー配列なので動画も写真画像も綺麗)
【.2.つの技法を深堀して比較すると.】
ダブル撮影の写真データ ➡ 4:4:4 / 12bit(写真のRAWと同じ)をオフセット印刷
階調が豊富で肌の血色感やヌケの良さが雑誌で使われた技法との最大の違いです!
12bit(2の12乗)= 4096 ⇨ 4096(R)× 4096(G)× 4096(B)= 68,719,476,736(色)
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雑誌で使われた撮影技法の写真データ ➡ 4:2:2 / 10bitをオフセット印刷
お会いした際に現物の雑誌の女性モデルの写真をご覧になれます(著作権の都合による)
12KキャメラのRAW動画の切り出し写真は8,000万画素あるのでB1~A0まで印刷できる筈だが、現実は厳しい
10bit(2の10乗)= 1024 ⇨ 1024(R)× 1024(G)× 1024(B)= 1,073,741,824(色)
よく見るとコントラストが強く出て肌や髪の階調が潰れ気味で印刷には向かない⤵
ダブル撮影は写真のRAWと殆ど同じ! ところが、100万円クラスのシネマキャメラの
切り出しは程度が悪いJPEGレベルなので商業印刷をするには無理がある................
A.I.に聞いてみた ➡ 写真のRAWとRAW動画の1コマでは、どちらがオフセット印刷に適していますか?🔙Click!
※A.I.の回答を是非ご覧ください👆
【写真を切り出した直後のデータ比較表】
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参考:情報理論とデジタル表現 デジタル情報の処理と認識 画像処理 デジタル情報の処理と認識 (放送大学教育振興出版)
....ディジタル画像技術事典200 ディジタル音声&画像の圧縮/伸張/加工技術 ビデオ信号の基礎とその操作法 (CQ出版)
※A.I.の回答を是非ご覧ください👆
POINT👉 雑誌で使われた技法で1コマを無理矢理オフセット印刷しても、色の違和感と階調の減少と解像感が悪いのでWEB用の写真で使えても商業印刷では使えないのが現状です
A.I.に聞いてみた➡ 「ダブル撮影」を100点とすると12Kでの雑誌の切り出しは何点ですか?🔙Click!
※A.I.の回答を是非ご覧ください👆
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しかし、動画からの切り出しでポスター印刷をしているらしい...という噂を
度々耳にするのは、広告業界のCM連動のグラフィックの模様です!..........
Question.ところで広告業界での切り出し印刷の現状は?
.広告業界の切り出し技法
※ 上の①~④の事柄は2024年11月の幕張メッセでのイベントの国際放送機材展(Inter BEE)で.Nikon , Canon , Blackmagic.の技術者に直接確認をしております。(カメラメーカーは切り出しでの商業印刷を推奨していない)
※ ".画素数."とは、正確には画像解像度のことで画像を構成する最小単位であるピクセル(画素)のタテ×ヨコのことで単位はdpi。フォトグラファーが好んで使う画素数とはピクセルのタテ×ヨコの掛け算した総数のことで単位はありません。テレビ放送やCM制作業界では画素数という言葉は使いません。理由は1.画素(=.1.ピクセル)の大きさ自体に幅(2㎛ ~ 6.5 ㎛)があり、更にカメラのCMOSSセンサーサイズの規格も各社各機種で色々あるから。
※ ".解像度."とは1インチあたりの画素の点の密度のこと 昔からの写真業界の"解像度"とは「レンズの分解能」のことで意味が全く違う。
※ ".解像感."とは、肉眼で写真や画像がどれだけ細部まで鮮明に表現されているかのヒトの感覚を表す言葉。